ビンテージのB.S.A（ボーイスカウト協会）オフィシャルスウェットです。数種類有りコレクターズアイテムとなっています。ボディがオートミール、リブがレッドのツートンカラーです。フロントには染み込みプリントが入ります。インクの色はレッドとネイビーの二色使い。セットインスリーブの丸銅タイプ。襟・裾が二本針で縫われており、その他は内縫いです。

まず最近ではお目にかかることの無いヴィンテージのツートーンスウェット。しかも普通はリブの色が違うパターンですが、こちらは袖の色が違っています。色は、元はボディーが紺×袖がダークグレー（墨黒）だと思いますが、経年で青紫×緑がかったグレーのような色合いになっています。フロントには「 ST・PIUS X　HIGH SCHOOL(セント・パイアス・テンス高校)」と、山吹色の油性プリントが施されています。表面のひび割れ具合がヴィンテージ感を醸し出しています。セットインスリーブ、丸胴、リブ長、襟は二本針、その他は四本針縫製です。”,"

50-60年代ごろの BVDのスウェットです。色はブラック。素材はコットン100％。フロント・左腕にユニークな油性プリントが入ります。インクの色はホワイトです。襟・裾は二本針で、その他は四本針で縫われています。両脇には伸縮性を確保するために生地が別に設けられていて、ヴィンテージ品らしく各リブも長いです。あまり見かけない貴重なデッドストック品です。

40年代頃のダックスバック前Vスウェットです。はめ込みの前V、セットインスリーブ、丸胴、リブ長といったディテールのほかにDUXBAXの特徴である脇Ｖになっている稀少なモデルです。色はモスグリーンが退色した薄いカーキっぽい色で雰囲気があります。襟が四本針、その他が二本針で縫われています。左胸元、背中にチェーンステッチのレターが入ります。

戦前製と思われるアダムスの両Vスウェットです。はめ込み両V、丸胴タイプでフロント・両腕にフェルトでレターが施されている大変稀少なモデルです。色は、元は紺だったと思うのですが、退色で薄い紫っぽく見えます。縫製は全て四本針で縫われています。最近はほとんど出なくなってきた良いディテールの一枚です。古い物の特徴としてメーカータグが裾に付いています。

チャンピオンのUSAFA（米空軍士官学校）のパーカです。両面リフレクタープリントには何種類かありこれは比較的新しいタイプです、タグは90年代の刺繍タグになります。各メーカーがレプリカを出していてデザイン的にはよく見かけますが、中には霜降り無地のリバースウィーブパーカに後プリントした偽物もあるので要注意です。偽物はプリントがリフレクターになっていないものがほとんどです。気をつけましょう。

チャンピオンと米軍、その関係はスウェットの誕生を語るうえでも非常に重要です。チャンピオン創設後間もなく、「ウエントワース陸軍学校」から訓練用としてシャツ、ソックスショーツの注文を受けたのがビジネスの始まりです。その保温性、耐久性、動きやすさが認められ、ARMY（陸軍）、USAF（空軍）、NAVY（海軍）、USMA(海兵隊)の各士官学校にも供給されるようになりました。この70年代の青単色タグ付きはまだ見かけますがハーフジップのパーカ仕様は珍しいです、ジッパーはファルコンが付いています。

NRAタグから30年代確定のレアスウェットです。NRAとはルーズベルト大統領の取った世界大恐慌からの景気回復策であるニューディール政策の一環で1933年に実施されました。ジッパーはTALONのベル型を装備、もちろんコの字止めです。

1970年頃製造と思われるスヌーピーの染み込みプリントのスウェットシャツです。スヌーピーの染み込みといえばSPURUCE社のものが特に有名ですがこれはNORTHWICK社製でボディーもセットインと珍しいです。

プリントされているのはビンテージのオルゴールのモチーフにもなっている小屋の上で宇宙飛行士になりきるスヌーピーの柄でこれも珍しいです。サイズは14とボーイズですが飾っても絵になる一品といえるでしょう。

1960年代製と思われるビートルズの染み込みプリントのスウェットシャツです。このプリントのシャツはボディーがラグランとセットインの2種類ありこれはセットインのタイプです。プリントも濃淡をグラデーションしてあるものとベタの2種類以上あるようです。よくショップの参考商品として見かけますよね。これは程度もよくサイズがちょっと小さめですがやはり希少な一品と呼べるでしょう。ちなみにこの頃のビートルズプリントのスウェットやＴシャツの中にはライセンスをとっていないものも多くよく見ると「BEETLES」(カブトムシ達？)になっているものもあり笑えます。