俗にALASKA柄と呼ばれるスカジャンです。アラスカモデルは向こうの基地で人気だったらしくかなりの数が出荷されたようですがやはり今となっては現存数は少ないです。ジッパーから見てもどちらかというとスカジャンの中では新しいほうで、スカジャンの歴史の中では中〜後期の物が多く50年代後半から60年代前半にわたって作られていたようです。ジッパーはYKKの真鍮バタフライですが引き手はPARKの刻印が入ったものを使用しています。こちらのモデルは中でもスペシャルに位置するもので空軍基地名と部隊章が刺繍されています。袖も犬ゾリ、背中は稲妻白熊と文句の付けようのないパターンです。

俗に国連モデルと呼ばれるスカジャンです。日本の国連加盟が1956年ですのでその頃のものとわかります。つまり朝鮮戦争の終わった後ということですね。よくスカジャンで38度線が入っていなければ朝鮮戦争以前だという判断がありますがわたしは必ずしもそうとはいえないと思っています。特に日本を強調したMAP柄の場合必ずしも南北が分断した後だからと言って線を刺繍したとは限らないと思うからです。このスカジャンは両胸が国旗になっておりとても珍しいタイプです、通常背中がこのタイプの刺繍でも前は鷹などがほとんどだと思います。また、日本の国旗の代わりに韓国の国旗が入ったバージョンも存在しますが韓国の国連加盟は1991年と最近のことですからそれを記念したものではないようです。ジッパーはYKKの真鍮バタフライを使用しています。

赤目の虎が大迫力の横須賀ジャンパー(スカジャン)です。刺しゅうが大きく、絵柄がよく、程度もよい3拍子揃ったスカジャンは最近本当に少なくなりました。昨今のレプリカブランドのスカジャンも中には良い出来のものがありますがやはりビンテージの楽しみはレプリカにはない1点ものの絵柄でしょう。ビンテージでも刺しゅうがつまらなければ魅力が薄いと思います。

1940年代-1950年代のオリジナルです。かなりレアな刺繍がされているスカジャンです。コンディションもかなり良く、こんな珍しいオリジナルのスカジャンは入手困難では！？ジッパーは1950年代初期までついていたジッパー、東京寺西商店製「T.T.S」の亜鉛合金バタフライがついています。

1940年代末から1950年代前半のオリジナルです。かなりレア物の舞妓・四重の塔を刺繍したスカジャンです。探している方もかなり多いのでは！？程度も良く背中の刺繍も大きいです、唯一残念なのは背中上部にあったと思われるJAPANの刺繍が綺麗に抜かれていることです。ジッパーは1955年まで生産されていた大阪メーカーの桜金属「CHERRY」の亜鉛合金バタフライです。

1940年代-1950年代前半のオリジナルです。ジッパーはSPEED（川源商店）製ジッパーを装備するかなり初期のスカジャンです。近くで見ると刺繍の大きさと密度による厚みで迫力が半端ではなく腕の良い職人の作品が時間をかけて作ることのできた初期のものだということをうかがわせます。

1960年代のオリジナルです。環太平洋モデルが輸出されていた時期の特注品でしょうか？カナダのハドソンベイが刺繍された珍しいモデルです。平均気温が氷点下20度にもなる大自然で名物の犬ゾリや白熊など当地を表すものが刺繍されています。かなり貴重なものです。

１９５０年代のオリジナルです。１９５０年代は米兵に虎、鷹、龍といった刺繍が好まれていたというふうに聞きますが、まさしくこのスカジャンではないでしょうか！？ジッパーは１９５０年代初期のジッパー、東京寺西商店製「T.T.S」回転式がついています。

１９４０年代〜１９５０年代前半のオリジナルです。孔雀を全面に刺繍したオリジナルのスカジャンはかなり珍しいです。ジッパーは１９５０年代初期までついていたジッパー、東京寺西商店製「T.T.S」回転式がついています。

30年代頃のLaSalle社のグリーンシャンブレーシャツです。古めかしいインクプリントタグが付いています。 シャンブレーシャツも細かく分けると種類が多く、通常のシャンブレーの他に黒・ベタ・赤・青・緑などが存在します。ボタンは猫目のマーブルボタンで洒落ています。古いシャツの特徴として前立ての裏には布が張られています。裾はスクエアカットでロック処理とこれも変わったディテールです。